ドローン画像からの森林DXソフトウェア

森林解析ソフトウェア DF Scanner

DF Scannerはドローンで取得した森林のデータから 樹種・サイズ・材積など森林情報を解析するディープランニング（AI）を活用した新しい解析ソフトウェアです。 ドローンで撮影した樹冠の画像から、CHM計算、樹頂点の検出、樹冠の分離、ディープラーニングを用いた樹種識別、DBH・材積・炭素蓄積量推定などの各樹木単位での解析を一通り行うことができます。

ドローンで撮影した画像をもとにDF Scannerで解析をする際には、DSM（数値標高データ）ならびに、オルソモザイク画像が必要となります。当社ではPix4D社の画像処理ソフトウェア PIX4Dmatic との組み合わせを推奨しております

基板地形データは国土地理院の5mDEMデータを使用。UAVレーザーを基にDF LATで作成した高精度DEMを使用することによりAI解析精度がさらに向上します。

樹頂点検出・樹冠分離
高さ情報と画像情報を用いて針葉樹の樹頂点の検出及び樹冠の分離が可能です。アルゴリズムのベースには、Local Maximum Filter とWatershed Segmentationを用いています。フィルターサイズなど複数のパラメータを調整することで針葉樹林では90%以上の精度で検出が可能です。

樹種識別
ドローンの画像情報をもとにAI(ディープラーニング)による樹種識別が可能です。日本の一部の針葉樹や広葉樹の自動識別だけでなく、ユーザーによるオリジナルクラスでの学習・識別に対応しています。

ユーザー自身による学習・識別にはCPU版でも利用可能な低負荷少サンプル学習識別機能であるsite tuning classification, 一度のみの学習・識別を行うone time deep learning, 複数データからオリジナルモデルを作成するmy deep learning 機能を搭載しています。バッチサイズやエポックなどのハイパーパラメータの設定も可能です。

樹高や太さ(胸高直径)、幹材積量の推定
樹高や太さ(胸高直径)、幹材積量の推定が可能です。胸高直径推定は樹種、樹冠(ポリゴン)サイズ、樹高情報から計算されます。幹材積量は樹種、樹高、胸高直径、地域から推定されます。現地で測定したデータを用いた独自式によるサイズ推定のカスタマイズも可能です。

指定範囲の樹種や本数、サイズの平均値や材積の合計値林状況の把握
選択した範囲の樹種や本数、サイズの平均値や材積の合計値などを見ることができます。対象範囲のシェイプファイルの読み込みにも対応し、特定地域の森林の情報を簡単に把握することができます。

DF Scannerの解析結果を第三者に共有するための無料ビューアーソフトウェア、DF Viewerも用意されています。