Carbonite Availability

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メーカー
Carbonite

製品情報

今までは、サーバー障害やアプリケーション障害などによるシステム停止から、何十時間、あるいは何日かかってシステムを復旧していたでしょうか?
Carbonite Availabilityなら、そんな予期せぬトラブルが発生しても、最短数分で復旧が可能です。
運用中のサーバのOS、アプリケーション、データーのすべてを24時間リアルタイムに待機サーバーへレプリケーション(複製)し、障害発生時には直前
まで複製したデーターを基に即座に業務の再開をすることが可能です。

また、仮想環境上では数台から数10台の仮想OSが動作することになるため、それらを仮想ホストやLANに大きな負荷を与えずに保全することが安定
した運用に欠かせません。

Carbonite Availabilityは発売以来、世界で20万ライセンスを超える出荷実績を誇ります。

特長

ハードウェアに依存しない
本番サーバー(ソース)と機種や性能が異なる待機サーバー(ターゲット)へのデータ保全が可能。

データーの種類を問わずレプリケーション
Office系ファイル、Webファイル、メールファイル、データーベースファイルなど、あらゆるアプリケーションに対応。

データー保全はファイル単位でOK
もちろん、フォルダ指定、ドライブ指定でのバックアップも自在。

アプリケーション障害を検知して冗長化
ネットワークのIP監視またはアプリケーション障害の有無を検知してフェイルオーバーすることが可能。

データーベース復旧テスト
待機サーバー上のアプリケーション(SQL/Exchange)を業務オンライン中に起動、アクセステストを行うことで本番サーバーを止めることなく復旧テストが可能。

導入前のReporting Service搭載
トランザクション量の実測・分析を行うツールを標準搭載。導入前に、必要な回線帯域や障害・災害発生時のデーターロストをシミュレーションすることが可能。

WANに負荷をかけないデーター圧縮転送機能
本番サーバーと待機サーバー間で転送されるデーターについて、圧縮の有無、圧縮のレベルを選択できます。
データー転送に必要な帯域量を減らせるため、導入に必要なネットワーク要件を削減。

運用中でも変更できるデータ転送スケジュール
データー転送の開始/一時停止/再開/停止といった一連のデーター転送スケジュールの設定が可能でき、稼働中状態でもダイナミックに変更が可能。

シャドウコピーのスケジュール実行機能
Microsoft Volume Shadow Copy Service [VSS]と連携して、シャドウコピーの生成をスケジュール実行できます。
また、ディスク障害が発生した場合は、ミラー処理前に自動取得した待機サーバー(ターゲット)のシャドウコピーをもとにデーターを復旧します。

イベント情報を電子メールで通知
運用中に発生する各種イベントを電子メールで直接担当者に通知し、常時監視する作業負荷を軽減。

テクノロジー:

Carboniteが信頼される理由

STARテクノロジー(特許)が可能にした世界最高水準の高速レプリケーション。

STARテクノロジーとは、本番サーバー(ソース)で発生する更新I/Oを、その発生順序通りに連続転送、待機サーバー(ターゲット)に確実に書込むための技術「Sequential Transfer(書込み順序保持)」と データ転送を限りなくリアルタイムに実現するための高速転送技術「Asynchronous Replication(非同期式複製)」からなる特許技術です。

非同期レプリケーション:

少ないシステムリソースで高パフォーマンスを実現
Carboniteは、レプリケーション処理を通常のアプリケーション処理から独立して続けられるよう、本番サーバー(ソース)/待機サーバー(ターゲット)の両方に独自のキャッシュ領域を保有。
さらに、本番サーバー側の更新I/Oをインターセプトし、それをレプリケーションキューとして待機サーバーに転送する方式をカーネルに組み込んでいます。
これにより、トランザクションが膨大な場合でも、高速にデーターを送ることができます。

  • 1.複製対象領域内のファイルに対するI/OはDouble-Take Filtering File Systemでフィルターされバッファリング領域に書き出されます。
  • 2.Diskから書き込み完了スティタスが戻った時点でバッファリング領域からターゲット側にキュー転送を開始します。
  • 3.ターゲットで受信したI/Oは、まずバッファリング領域に転送されます。
  • 4.ファイルシステムへの書き込みを実行します。
  • 5.Diskから書き込み完了スティタスが戻ったら、Ackをソース側に転送しバッファリング領域内のデーターをフラッシュします。
  • ※Carboniteの非同期レプリケーションは、ターゲットサーバーへの書き込みが完了するまでソースサーバー側のバッファリング領域から転送すべきデーターを削除しないため確実な転送ができます。

書込み順序保持:

トランザクションベースのアプリケーションデータもリアルタイムでレプリケーションが可能
Carboniteの非同期レプリケーションは、本番サーバーで発生したトランザクションの書き込み順序を完全に保ちながら待機サーバーに転送します。
これは、SQLやExchange、Oracleなどのトランザクションベースのアプリケーションに特に効果を発揮します。
仮に転送順に問題が発生した場合でも、本番サーバーに対し、本来受信すべきキューの再送要求をします。
待機サーバーでは、トランザクション発生順序通りにデーターが書き込まれ、整合性を確保します。

・1~10の順序でWrite I/Oが発生
・1~6はソース側に書き込みが完了しているため、ターゲット側へキューを転送
・1.2はターゲット側へ書き込みが完了したため、Ackをソース側に転送し、ソースバッファリング領域からデーターを削除
・3~6はターゲット側のファイルシステムへの書き込みがまだ終わっていないため、ソース側のバッファリング領域にはデーターを保持

だから、障害発生後、ターゲットサーバー側でSQLを立ち上げる場合でも、DBデーターの整合性は保たれます。

■SQLサーバーのデーター整合性の確保

SQL Server は「チェックポイント」を考慮することなくサービスを停止させる機構になっています。
※自動終了オプション=オフ(default)つまり、サービス停止のタイミングによって、トランザクションログファイルとデーターファイルの内容が一致しない可能性があることが前提。

SQLサーバーではサービス開始時にデーターの不一致解消処理を実行。
SQLサーバーは各データベースのトランザクションログファイルを読み込み、トランザクションがコミットされていないデーターをロールバックし、整合性を確保することでSQLサービスを開始します。
したがって、SQLサーバー上でCarboniteによるレプリケーションを行った場合においても、このロールバック機能を使うことにより、データーの整合性を確保した上でSQLサービスの再開が可能です。

主な機能:

Carbonite Availability Full-Server Failover
今まで必要だった、待機サーバーの運用メンテナンスがほぼゼロ!

Carbonite Availability フルサーバーフェイルオーバー(FFO)は、1対1構成(一方向)でソースサーバーのシステム領域を含む全てのデーターをレプリケーションし、障害/災害発生時にはソースサーバーと全く同じサーバー環境でターゲットサーバーにフェイルオーバーさせる新機能です。
・ターゲットサーバーへのアプリケーションインストール、アップデート、パッチの適用を気にする必要なし
・異なるハードウェアへのフェイルオーバーをサポート
・マイグレーションが容易
・多様なアプリケーションのフェイルオーバーが可能
・フェイルバック処理、リストア処理が一切不要

■FFOの仕組み

■FFO効果 – 運用管理の作業とコストが激減!-

これまでのCDP実現における課題は、災害リカバリ環境を維持管理し続けねばならない代償がありました。
この”リスクへの投資”には、災害リカバリサーバーのオペレーティングシステム、アプリケーション、および設定を本番環境と一致させることが求められ、運用 コストを押し上げている要因となっていたわけです。
フルサーバーフェイルオーバーは、導入時の直接投資コストのみならず、運用管理コストの低減に大きく貢献 します。
それは、サーバーに対する運用メンテナンスがほぼ無いに等しいにことに他なりません。

■FFO効果 – オンデマンドマイグレーション –

この革新的なフルサーバーリカバリ技術は、企業ユーザにサーバーマイグレーションのための柔軟なアプローチを提供します。
新たなフルサーバーフェイルオーバー機構を通じて、ユーザはオペレーティングシステム、アプリケーションを含むユーザデータ領域全体を物理領域のみならず、仮想領域からも別のサーバーに保全することができます。
IT管理者は、生産性を阻害するリスクを最小限に留めつつ稼働サーバーを運用させながら、異種ハードウェアにマイグレーションが行えます。
マイグレーション完了後も「Carbonite」を引き続き運用することで業務全体を保全し続けることが可能になります。

製品一覧表

製品及び対応OS型番
ライセンス((初年度保守バンドル)
Carbonite Availability Physical
●2008 R2 SP1 or later, 2012, 2012 R2, 2016 *Server OSのEditionに関係なくサポート
*Carbonite Availability Ver8.1よりTargetサーバーにライセンスが不要となります。
*Ver8.0までのVerを購入される場合は、Target側にもライセンスが必要となります。
AVAILPHYS
Carbonite Availability Virtual
●2008 R2 SP1 or later, 2012, 2012 R2, 2016 *Server OSのEditionに関係なくサポート
*Carbonite Availability Ver8.1よりTargetサーバーにライセンスが不要となります。
*Ver8.0までのVerを購入される場合は、Target側にもライセンスが必要となります。
AVAILVIRT
Carbonite Move Per-Use
●2008 R2 SP1 or later, 2012, 2012 R2, 2016 *Server OSのEditionに関係なくサポート
*最低購入ライセンス数は「10」となります
DT-MOVE
年間ソフトウェアサポート2年目以降 Carbonite Availability PhysicalAVAILPHYS-R
年間ソフトウェアサポート2年目以降 Carbonite Availability VirtualAVAILVIRT-R
Carbonite Availability Virtual 年間ソフトウェアサポート2年目以降(3年間保障) AVAILVIRT-R3
Carbonite Availability Physical 年間ソフトウェアサポート2年目以降(3年間保障)AVAILPHYS-R3

製品についてのご質問・ご相談、価格見積もりなど、下記フォームよりお気軽にお問合わせください。
動作環境:

物理サーバあるいは仮想サーバ環境の仮想OSにインストールしてレプリケーションを行う場合

製品名 [型番]:サポートするOS
Carbonite Availability
Physical
[AVAILPHYS]
2008 R2 SP1 or later、2012、2012 R2、2016
※Server OSのEditionに関係なくサポート

※Carbonite Availability Ver8.1よりTargetサーバーにライセンスが不要となります。

※Ver8.0までのVerを購入される場合は、Target側にもライセンスが必要となります。
Carbonite Availability
Virtual
[AVAILVIRT]
2008 R2 SP1 or later、2012、2012 R2、2016 ※Server OSのEditionに関係なくサポート
※Carbonite Availability Ver8.1よりTargetサーバーにライセンスが不要となります。

※Ver8.0までのVerを購入される場合は、Target側にもライセンスが必要となります。
Carbonite Availability:

■File and Folder(データーのみの複製)の場合の対応アプリケーション(2016年4月現在)

・Microsoft SQL Server 2005 / 2008 / 2008 R2/ 2012 / 2014 / 2016

・Oracle 10g / 11g / 12c

※その他のアプリケーションについては別途お問い合わせください。